墓石完成までにある工程の流れには、品質にこだわる職人の思い込められています。
特に庵治石は加工が非常に難しく、他の石種よりも多くの手間ひまが掛かっています。
確認や後戻りを何度も繰り返し、国内最高級品「庵治石」を最高の仕上がりへと導きます。

希少な自然の恵み・庵治石だから、 吟味に吟味を重ねます。

庵治石は、まず「丁場」と呼ばれる採掘場から原石が切り出されます。ただし、この原石から墓石などに製品化される割合はわずかに1%。その原石を工場の切削機で切削していきます。この段階で「切削面に山キズ(自然にできたワレキズやカサネキズ)がないか」「黒玉・白玉はないか」、さらに研磨段階では「色と目合いはセットで揃っているか」をチェック。また切削段階では発見できない細かいキズも、徹底してチェックします。

庵治石には高い技術が必要です。 (株)大川石材では、最新機械と伝統技術の良さを最大に活かしています。

庵治石は硬質で、今でも加工を機械化できない工程があり、そのうえ加工技術や精度は高いレベルが要求されます。大川石材では、機械は最新のものを導入しつつ、昔からの優れた伝統技術を継承することで、互いの良さを活かした製品づくりを行っています。蓮華台などの細工加工品も、大川石材の職人が一貫して加工。まさに職人技の見せ所です。

石を加工する機械

石材の加工には独自の機械を使用します。

全自動石材研磨機は、研磨時の熱による石表面の損傷を防ぐためにオリジナルのカスタマイズをおこなっています。こだわりの研磨方法については『(株)大川石材の研磨』ページをご覧ください。

-大口径-(写真1)
先端にダイヤモンドを埋め込んだ刃を回転させて水を使いながら切る直径100インチ(2.54m)の石用のノコギリです。

 

-中口径-(写真2)
直径52インチ(1.321m)の石用のノコギリです。大口径で皮むきした石を注文サイズに切り分けていく作業に使われます。

 

-オフカット-(写真3)
直径24インチ(0.609m)の石用のノコギリです。小さい物を切ったり、役物工芸品の細工を行う前に余分な部分を切り取る作業で使用します。

 

-全自動石材研磨機-(写真4)
石を磨く機械です。8枚の研磨版が装着可能です。
研磨時に出る摩擦熱によって石の表面を焼いてしまうことを防ぐため、熱管理ができます。
熱管理機能は大川石材オリジナルのカスタマイズです。

 

-手動研磨機-(写真5)
自動研磨機では磨けない小サイズのものや、小さな面を磨く時に使用します。手で8種類の砥石を付け替えながら使います。

手作業の道具

コブ出し仕上げ、ノミ切り仕上げ、ビシャン仕上げ、コタタキ仕上げ、などの表面仕上げを行うための基本的な道具です。古来より受け継がれている、伝統的な石材用具ですが、機械化された現在においては、使いこなせる職人は少なくなっています。

-グラインダー類-(写真1)
役物加工をする際に使用する電動研削工具です。用途に合わせて様々な道具を取り付けます。

 

-チッパー類-(写真2)
エアー駆動のノミです。大きさは様々あり、石を彫り込んだり、表面を叩いたり、斫ったりと用途に合わせて使用します。


-ポリッシャー-(写真3)
役物加工を行った部分を磨くためのエアー駆動の道具です。砥石を何度も取り替えながら、艶を出していきます。

 

-その他の道具-
クランプ・チェーン:石を吊り上げるための道具があります。

カナテコ:重い石をテコを使い、動かすために使用します。