2015年から2016年のニュースです。

2017年度のニュース:『NEWS』

2006年~2014年ニュース:『2006-2014ニュース』

2016年12月 18寸 五輪塔 庵治石細目(最上級材)

製材率0.1%以下という程の、普段は採れない庵治石細目(最上級材)の大材での加工を行うことで「更に大きく上質なお墓へのご依頼に対してもお応えしていきたい」という覚悟と自信がうまれました。
これも採掘元の協力あってこそだと思っています。あらためて感謝申し上げます。

加工から、東京都内での直施工まで対応させていただきました

販売店様からのご依頼があり、こちらの五輪塔は加工だけではなく、東京都内での施工まで対応させていただきました。
施工作業には弊社(株)大川石材より、自身も含め2名で出向き、カニクレーンも自社のものを準備いたしました。
また、現地では販売店社長様が監督をおこなってくださったおかげで、無事に施工を完了することができました。
サイズも大きく、高価な部材なので加工、施工ともに取り扱いには細心の注意を払いました。正直なところ最後までドキドキの連続でしたが、お客様に喜んでいただける仕事ができたことをありがたく思っています。

18寸 五輪塔 庵治石細目(最上級材)

五輪塔は、主に供養塔・墓塔として使われる仏塔の一種です。
石造の五輪塔は平安後期以来、日本石塔の主流として多く作られています。
石造五輪塔の形式は、下から、方形(六面体)の地輪、球形の水輪、宝形(ほうぎょう)屋根型の火輪、半球形の風輪、宝珠型の空輪によって表されます。
これらは仏教で言う地水火風空の五大を表すものとされています。

庵治石細目(最上級材)の大材

20寸で仕上がった製品を施主様のご希望で18寸にサイズダウンいたしましたが、当初は20寸角の予定であったため、使用した部材は製材率0.1%以下という程の普段は採れない大材ばかりでした。
それを作ることができる採掘元の協力あってこそだと思っています。感謝申し上げます。


施主様の声を聞くことができました

普通、私たちのような加工業者は施主様とお会いすることはありません。
それが今回は販売店様のお引き合わせのおかげで、施主様のお宅に上がらせてもらい、喜びの声などをゆっくりと聞かせていただくことができました。
施主様の喜びは、石工としての最大の喜びと満足です。
今回の仕事での経験は、「もっと大きく上質なお墓へのご依頼に対してもお応えしていきたい」という覚悟と自信につながりました。


2016年12月 13寸 京都大谷型 納骨堂付き 庵治石細目(最上級材)

光沢計は目視に頼りがちな研磨の品質管理を数値化し、明確なデータで評価をしてくれます。
(株)大川石材にとって、光沢計は「もっと上へ行こう」と思うきっかけを与えてくれた機器だといえます。
その光沢計製造メーカーの最高顧問の方のお墓を作れたことを嬉しく思うとともに、感謝に堪えません。

13寸 京都大谷型 納骨堂付き 庵治石細目(最上級材)

竿石短いのが特徴です。
施主様が指定された京都にあり、その墓地
では同様の形のお墓が並んでいます。
形状を揃えるため、ご指定の墓地へうかがい
図面を作成いたしました。

庵治ストーンフェア2016 主催者賞 受賞

平成28年6月11日(土)~12日(日)にサンメッセ香川を会場に開催された『 庵治ストーンフェア2016 』において光栄にも主催者賞に選ばれました。


今回の製品加工におけるこだわり

【研磨への思い】

今回のお施主様の会社で作られている光沢計は、縁あってか偶然にも弊社、大川石材が使用しているものでした。
光沢計のお陰で、感覚でしか捉えれなかった「光沢」を数値で計測し、伝えれるようになったのです。
(株)大川石材の研磨に欠かせない光沢計を作られた方のお墓を作れたことは感動です。

【銀杏面取り・木工皿】

花立は銀杏面取りに木瓜皿を付けていますので、デザイン的にも美しくおしゃれに仕上がっています。

【七宝抜き】

地上型納骨堂の換気口は七宝抜きを一体型で切り込んで作っています。見えない内側の部分にも最上級材を使用し磨き上げています。

【庵治石のつい立て】

今回のお施主様の会社で作られている光沢計は、縁あってか偶然にも弊社、大川石材が使用しているものでした。
光沢計のお陰で、感覚でしか捉えれなかった「光沢」を数値で計測し、伝えれるようになったのです。
(株)大川石材の研磨に欠かせない光沢計を作られた方のお墓を作れたことは感動です。


2016年6月 庵治ストーンフェア2016にて【主催者賞】受賞

平成28年6月11日(土)~12日(日)にサンメッセ香川にて開催された「庵治ストーンフェア2016」で光栄にも弊社製品が主催者賞に選ばれました。

京都大谷型(13寸)庵治石細目(最上級材)

一見シンプルですが、随所に技巧が凝らされています。
地上型納骨堂の換気口には七宝抜きを施しています。見えない内側の部分にも最上級材を使用し磨き上げ、七宝抜きもカロートの裏側まで加工を施しています。
また、銀杏面取りの花立に木瓜皿を付けていますので、デザイン的にもおしゃれに仕上がっています。
また、販売店様の協力で3Dプリンターでの展示製品の形をデモ出力を行いながら展示いたしました。


賞をいただいた『京都大谷型』の他にも庵治石細目(最上級材)の『18寸五輪塔』、庵治石細目(上級材)『10寸上下蓮華付五重台』
天竜青みかげ(特級AAタイプ)『8寸神戸型二重台』を出展しました。

写真左:上下蓮華付五重台(10寸) 庵治石細目(上級材)

採掘元(有)太田秀雄石材店(大丁場地区)から産出した廉価版原石を使用しています。
庵治石細目にも等級があり、ご予算に合わせたご提案が可能です。
蓮華の花びらなど純国産だからこそ表現できるシャープなラインが庵治石の持つ素材の良さであり、職人を魅了する優れた要因のひとつでもあります。

写真右:五輪塔(18寸) 庵治石細目(最上級材)

採掘元(有)太田秀雄石材店(大丁場地区)から産出した特に希少な庵治石細目(最上級材)の大型原石を使用して制作した大型五輪塔です。
通常このサイズの対応は難しいと言われていますが、納期3か月程度で製品化できました。製材率は1%未満の超難関加工でしたが、材料のストックが豊富だったからこそ完成させることができました。


今年のブースでは弊社の製品作りを 伝えるパネル展示をいたしました

「ここなら納得のいくものを作ってくれる」そう思って頂ける会社であり続けたい。
お客様に満足して頂くために(株)大川石材は最高の品質と技巧を目指しています。

【感謝】山への感謝。自然への感謝。お客様への感謝。
いただいた自然の恵みと御縁への感謝を胸に、心を込めた製品作りをおこなっています。

【信念】手を合わせていただくものだということを忘れずに、見えない部分や細部までこだわり、職人としての譲れない信念をもって製品作りをおこなっています。

【真心】お墓があることで、心が豊かになる、人生を素晴らしいと感じれる。
人の想いに応えるために真心を込めた製品作りをおこなっています。


2015年6月 あじストーンフェア2015墓石部門にて【最優秀賞】受賞

平成27年6月13日(土)~14日(日)にサンメッセ香川にて『あじストーンフェア』が開催されました。

墓石部門 最優秀賞に選ばれました

最優秀賞 受賞製品

写真左:和型(12寸) 庵治石細目(最上級材0番)

猫脚布団:最近では珍しい猫脚布団の加工を行っています。猫脚の形状は剣で支える難しい形を造作しています。
下台・一枚石:共に庵治石としては大材となる、10才以上の石を使用しています。
一枚石においては、一枚の石でできているため、頑丈でばらけることがありません。
大きな部材は庵治石では揃えにくいといわれていますが、弊社では大きな部材、お墓への対応も可能であり、得意としております。

写真右:宝筐印塔(9寸) 庵治石細目(最上級材0番)

相輪:蓮華を溝彫りではなく、立体的に花びらの形を切り出し、仕上げています。
伏鉢:加工が難しく省かれることの多い伏鉢を造作し、宝筐印塔本来の形状で作り上げています。
笠:上部6段、下部2段式。大入れを作っています。
塔身:梵字部分は紋出し加工、中心には宝筐印陀羅尼経を納める穴を開けています。
基礎:下部に上蓮華、逆蓮華があり、何れも庵治型の三枚華で、丸みと柔らかさを持ちながらも、シャープですっきりとしたラインを出しています。大入れ加工を施しています。

外柵(2.7m×2.5m) 庵治石細目(26番)

庵治石細目の上級材を使用したビシャン仕上げです。ビシャン仕上げは伝統的な加工の仕上げ方法です。弊社には伝統的な作業を熟せる職人が揃っております。


弊社ブースでは庵治石の特徴を伝えるパネル展示をいたしました

【長い歴史】…千年以上の歴史に磨かれた銘石
庵治石の歴史は古く、平安時代から使われ始め、安土・桃山時代には京都男山の石清水八幡宮再建、江戸時代初期には玉藻城築城、江戸時代後期には屋島東照宮にも庵治石が使われていたという史実があります。
製品加工の発祥は670年以上前の1339(暦応2)年といわれます。大阪和泉国から多数の石工が定着し、庵治産地が石材加工の拠点としての機能を持つようになりました。
大正時代から昭和にかけて庵治石が広く全国的に知られるようになり、現在に至ります。
今では「庵治石」は日本を代表する銘石として、その地位を不動のものとしています。

 

【高い品質】…美しく高品質を誇る最高級石材
庵治石の誕生は約8000万年前と他の地域の花崗岩と比較すると若い石です。それ故に石質は結晶が緻密であり、硬度は水晶と同じ7と硬く、粘りがあり、吸水率はわずか約0.2%と水を吸いにくい物理的特性を持っています。その上、艶のりも良く、耐久性に富んでいるという特徴から、庵治石は墓石をはじめ様々な用途の石製品に非常に適した石質といえます。
また、他の石にはない「斑」という奥行きを感じさせる二重絣のような美しい模様を見せてくれます。生産量が少量しか採れないため、その希少性と相まって日本で一番高価な石として取り扱われています。

 

【恵みの地】…最高の庵治石が産出される丁場
高松市庵治町と牟礼町にまたがる五剣山の麓で、庵治石の採掘及び加工は行われています。庵治産地は採掘業者が約40社、加工業者が約220社あり、日本三大産地の一つに上げられています。
今回展示している製品は、大久保家所有の大丁場地区にある(有)太田秀雄石材店から採石された石を使っています。神聖な丁場では、自然の恵みへの感謝と環境へ充分な配慮のうえ、採掘が行われています。現在採掘している面積は大丁場地区において約30%、体積は約20%であり、埋蔵量は非常に多く、今後も安定して供給できる体制をとっています。

 

【優れた技】…伝統と先端技術で守られる品質
庵治石を良い製品として仕上げるためには、材質だけではなく、それに相応しい高い技術も欠かせません。
山での採掘には最新のダイヤモンドワイヤービーズソーや機械を使用したり、高い経験値や勘が必要とされる火薬による爆破によって切り出されています。
加工では伝統的な技術と、電気やエアー工具による最新の技術を駆使して作られています。尚、弊社では砥石研磨にこだわり、丹精込めて磨きあげています。丁寧に時間をかけて仕上げたきめ細やかな下地に、専用工具を使用し低温で艶出しを行うことで、艶の耐久性を向上させ、光沢度98という鏡面に近い数値を実現しています。

大川石材では毎年テーマを設定し、パネル展示を行っています。今年は地元庵治石の特徴をパネルにいたしました。
多くの方が足を止め、パネルをご覧くださったことを嬉しく感じます。
2015年のブースデザイン「神水(ジンスイ)」:霊験があるとされる竹の節目のたまり水をイメージしてに竹と流水の背景デザインにいたしました。

2015年5月 ミラノ国際博覧会(EXPO Milano 2015)出展

 2015年ミラノ国際博覧会(EXPO Milano 2015)「日本館」の中で香川県が県産品をPRすることになり、庵治石製品においては「第28回技能グランプリ」出場者に声が掛かりました。
 日本産最高級花崗岩である庵治石の美しさとその表情の違いを、一枚の絵と共に日本らしさを感じて頂ける壁材として考えました。

 

【ミラノ国際博覧会概要】
会期 :2015年5月1日~10月31日
香川県出展期間:8月29日~9月1日
会場 :イタリア共和国 ロンバルディア州ミラノ県ロー市
参加予定国数 :147カ国・地域・国際機関(平成26年10月現在)
公式サイト:http://expo2015.org/en(英語)

出展作品:壁材「庵治石花と流水」

コンセプト

庵治石に描いている 花は燕子花、流水は観世水です。
燕子花は丁度開幕時期の5月から6月の初夏の季節に湿地に花を咲かせるアヤメ科の植物です。
洗練された形状は絵画や着物のモチーフとしても多く使われ、文化人たちにも愛されてきました。
代表的なものに琳派の巨匠、尾形光琳手がけた『燕子花図屏風』があります。
『燕子花図屏風』のモチーフとなった伊勢物語の第九段「八橋」には句の頭「かきつばた」を詠みこんだ在原業平の和歌が登場します。
この和歌に因んでなかなか来ない恋人を待つ気持ちを詠んだ歌が多いことから、「幸運は必ず来る」という花言葉ができたと言われています。
観世水という文様の呼び名は、能楽の流派、観世家が定紋に使ったところからきていますが、流れる水を表しています。
悠久の時を経て流れ続けながらも、その姿をとどめる川の水は、無限の動きと時間の象徴し、その様子をあらわした流水文様は止まることのない未来永劫をあらわす吉祥文様です。
「流れる水は腐らず」。常に新しく入れ替わりつつも清らかな姿をとどめる水の流れに、理想の姿を見たのだと思います。
「伝統」というものも大きな流れを守りつつも、常に新しい変化を作りだすことで、悠久の時を越え花開き続ける存在になるのではないでしょうか。

使用材料 仕上げ

【使用材料】庵治石細目・庵治石中目・庵治石錆
きめが細やかな地肌であるがゆえに風化に強く、磨けば磨くほど艶を増す庵治石。その最大の特徴は、「斑(ふ)が浮く」という現象です。表面は、黒雲母の入り混じったまだら模様。
磨くほどに濃淡が浮き出て、平坦な表面に奥行きを感じさせる二重のかすり模様を見せてくれます。その模様は、舞い落ちる桜の花びらにも例えられ、縁起物としても珍重されてきました。

 

【仕上げ】

本磨き + ブラスト彫刻

2015年2月 第28回技能グランプリ【銀賞】受賞

全国から選抜された熟練技能者が「技」の日本一を競い合う「第28回技能グランプリ」(主催:厚生労働省、中央職業能力開発協会、(社)全国技能士会連合会)石工職種に、香川県選手団として参加するため開会式から閉会式に及ぶ2015年2月20日から23日の間、千葉県の幕張メッセへ行って参りました。
多くの方のご助力、ご声援のもと「銀賞」を授かることができました。心より、感謝申し上げます。

 今回の技能グランプリで、銀賞を受賞できた要因として、同じ香川県から出場した2人の選手仲間に恵まれたことが大きいと感じます。2人とは心・技・体を切磋琢磨できる仲であり、また、三人寄れば文殊の知恵といわれるように、知恵を出し合い創意工夫し、失敗例も成功例も隠さずに互いに技術をさらけ出すことで、限られた時間の中でも効率よく練習することが出来ました。

 

 例えば、体格が小さく年齢的にも体力の劣る私が、長時間にわたる競技で他選手と互角に戦うためには軽い工具を使用することは対策の一つですが、更に上を目指すためにはそれ以外の対策も必要でした。選手仲間のアイデアで競技工具の刃先の切れ味を、今までに経験したことが無いほど抜群に良く切れるように改良しました。工具の切れ味が上がったことは、非力な私にとって心強い支えと武器になったのです。また、工程配分と仕上げ工具の使いこなし方を見習うこともできました。

 

 3人とも得意なこと、不得意なことが違うので学び合う点が多く、一人だけの成長よりも三倍のスピードで成長させてもらえたと思います。このような関係の仲間と表彰台の頂点を目指して百尺竿頭に一歩を進むがごとく練習努力し、一丸となって競技に望んだことは他県にはないアドバンテージになったと思います。

 

 腕に技術をつけ、あと一歩、あと一歩と自分に負荷をかけて、仲間たちとともに上を目指し、成長発展できる機会を、技能グランプリへ出場することでいただきました。職人という道に生きる価値も再認識することができ、改めて石工の職人で良かったと思っています。晩年に満足できる職人人生だったと思えるように今後も心・技・体を磨き、更に精進していきたいと思います。

 

 最後になりますが、受賞できたもう一つの要因は、香川県はじめ、香川県職業能力開発協会、香川県石材施工技能士会、讃岐石材加工協同組合様より多大なるご支援をいただいたこと、そして友人や取引先、社員や家族からの心強い応援を得たことでもあります。皆様方に心から深く感謝し御礼申し上げる次第です。
そして今後も切磋琢磨し、いつの日か金賞を香川県に持って帰りたいと思います。

石工を生業としているので、何らかの形でその道を極めたいと志すのは、職人として当然ではないかと思っています。技術力の他、精神力等、高いレベルで競い合うグランプリに参加することは、大きな成長につながる機会だと感じています。戦場とも思えるあの場所でいつの日か金賞を授かれるよう奮闘したいと思っています。

練習・訓練の取り組み
11月下旬から香川県出場選手で、夜間合同練習を開始しました。
仕事や会合を終えて午後10時頃から練習する日もあり、日付が変わることもしばしば…。休日前は午前3時まで汗を流した日もありました。


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